市役所ホールの木質化事業が完成 伊那市

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伊那市産の木材を使ったテーブルや椅子が設置された市役所市民ホール

伊那市が、森林資源を生かしたまちづくりを目指し、市役所1階の市民ホールで進めていた木質化事業が完成した。「森でくつろぐような時間を市役所でも」をコンセプトに、伊那市産の木材を使ったテーブルや椅子などがお目見えし、木のぬくもりが感じられる憩いのスペースに仕上がった。木の魅力をPRし、地域産材の利用促進につなげていきたい考えだ。

「社会が森林を育て、森林が社会を豊かにする」というソーシャル・フォレストリー(社会林業)都市構想の一環で、市民と森林をつなぐプロモーションの場として活用していこうと計画。「伊那市50年の森林ビジョン」を応援する市ミドリナ委員会の提案を受けて事業化した。

木製品の製造、販売などを手掛ける「やまとわ」(同市)が委託を受け、市内で伐採されたアカマツや桜、南アルプスの雪崩で倒れたダケカンバなどを利用し、テーブルや椅子など約50基を製作。「木の細胞」をイメージし、三つの円がつながったようなデザインのテーブルや、樹木の形をした「ツリーパーテーション」が目を引く。家具職人が仕上げた木製品はいずれも木目を生かした美しい仕上がり。ツリーパーテーションには3月に開いたワークショップで親子らが経木とピンク色の和紙を貼り合わせて作った桜の花びらが飾り付けられている。

市秘書広報課は「開放的で明るい雰囲気になった。実際に木に触れてもらうことで木の良さを伝えていければ。打ち合わせや懇談の場として気軽に利用してほしい」と期待。設置後、市民や企業からの問い合わせもあるといい、「今後も市民と一緒になって森林資源の活用を考えていきたい」と話していた。

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