2019年04月11日付

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2019年版「世界幸福度ランキング」が発表された。日本の順位は58位。上位でもない、下位でもない。中途半端さはこの国らしいか。しかも昨年より四つ順位を下げている。何がこの国の幸福度を阻害しているのだろうか▼ランキングは、国際幸福デーの3月20日に、国連が毎年発表している。各国の国民に「どれくらい幸せと感じているか」の主観を聞いたほか、国内総生産(GDP)や健康寿命、社会的支援の充実、自由度、腐敗度、寛容さを元に幸福度を計った▼調査は156の国と地域で行い1位フィンランド、2位デンマーク、3位ノルウエーと上位は北欧が独占した。一方でワースト1位は南スーダン、同2位は中央アフリカ共和国、3位はアフガニスタン。いずれも紛争を抱えた地域とあって、幸福度とは無縁のようだ▼日本は健康寿命が2位だったものの、自由度が64位、寛容さが92位で結果的に先進国では最下位という状況だ。あくまでも一つの指標であって、これが全てではない。だが、ランキングをきっかけに、幸福度を感じられる国であってほしい―と皆が思いを強くするのであれば、それは歓迎すべきか▼わが国においては子どもの貧困や虐待、いじめ、パワハラ、セクハラなど、およそ幸福度とはかけ離れた問題が常態化する。統一地方選挙も後半戦。皆の幸福度を確実に引き上げるリーダーの出現を、多くが待ち望んでいる。

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