2019年04月12日付

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シルバーと言えば高齢者を指す言葉。1973年に当時の国鉄が高齢者の優先席として設置したシルバーシートという名称がきっかけで広まったと言われている。今ではシルバーライフ、シルバー産業、シルバー世代など多くの用例がある▼ここ数年よく聞くのはシルバー民主主義である。少子高齢化に伴い有権者に占める高齢者の割合が増え、高齢者層の政治への影響力が大きくなる現象とされる。政治家が選挙で当選するため、多数派である高齢者向けの政策を優先する傾向が強まるためだ▼加えて、日本では若者の投票率が低下。相対的に高齢者層の比重が高まる形となっている。これから社会を背負っていこうという世代の意見が政治に反映されなければ、活力ある社会をつくるのは難しいように思える。それでは選挙権年齢の引き下げも無意味になる▼かく言う自分はまだ子育て中であると同時に、そろそろ老後のことを考えなければいけない年齢になってきた。中間的な年齢層。文字通り中年である。老後は心配だが、かといって子どもたちの世代に負担をかけたくない。そんなジレンマを感じながら投票することが多い▼選挙は通信簿だという政治家がいる。候補者の公約は総花的なものが多く「誰がやっても同じ」という理屈になりかねないが、ちゃんと公約を守れる(守った)のか評価するのはわたしたち有権者。通信簿をつける春である。

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