辰野の「あんぽ柿部会」 食品乾燥機を設置

LINEで送る
Pocket

高性能の食品乾燥機(後方)とリンゴチップスを披露する林さん、松尾部会長(右から)ら

辰野町の食分野のブランド確立と6次産業化を目指す、官民連携組織「食の革命プロジェクト運営協議会」のあんぽ柿部会は、多目的食品乾燥機2台を同町樋口の町営農センターに設置した。短時間で効率的、衛生的に果物や野菜を乾燥加工できるのが特徴。今月から住民が利用できるよう有料開放し、6次産業化の推進を図っていく。

同部会は、町内産の柿を使って干し柿の一種・あんぽ柿を製造し、特産品化を推進している。これまで活動拠点の同センターに全自動皮むき機、電動シーラー(密封機器)を導入しており、さらなる生産性の向上を目指して食品乾燥機の購入を計画した。

乾燥機は、20枚のトレーを収納する乾燥室を四つ装備。乾燥させる食品の種別や量に合わせ最大4日間、最高温度99度までタイマー付きの加工設定ができ、天候に左右されない衛生的な条件での製造が可能になる。購入費162万円で、町が2018年度の関連補助金で9割を補助した。

あんぽ柿製造は例年秋~冬期間に行うため、繁忙期を除いて関心のある住民に乾燥機を使ってもらうことにした。果樹農家の林啓子さん(65)=北大出=は、自家栽培したリンゴを薄く切って乾燥させたチップスを作り、町内で販売をスタート。「大量に高品質のチップスが作れるのがメリット。ミニトマトなども試作したい」と意欲的だ。

同部会の松尾泰岳部会長(67)=平出=は「町全体で6次産業化を進めるための即戦力になる機器。生産者と加工を希望する人が気軽に使い、担い手の裾野を広げてもらえれば」と期待している。

乾燥機の利用料は1時間50円(電気代)。通常利用は火曜日から金曜日の午前9時~午後5時。それ以外の時間帯の希望にも可能な限り対応する。皮むき機とシーラーも利用でき、1時間1000円。問い合わせは同センター(電話0266・41・3624)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP