お気に入りに1票 伊那市高遠町で石仏総選挙

LINEで送る
Pocket

ポスターが掲示される高遠城址公園の投票所。観桜客が好きな石仏に1票を投じている

江戸時代を中心に活躍した職人集団・高遠石工にちなんだ第1回「石仏総選挙」が、伊那市高遠町で行われている。高遠城址公園さくら祭りの関連イベントの一つで、センターポジション争いに公園周辺6カ所の石仏・石仏群が”立候補”。遊説や演説はできないが、掲示板に貼られた選挙ポスターで主張を伝えている。投票所は5カ所に設置。県内外の観桜客らがお気に入りの石仏に1票を投じている。

全国に優れた石造物を残した高遠石工を広くPRするとともに、観桜客に高遠の街を周遊してもらう狙い。実行委員会は「実際に石仏を見て投票いただければ」とする。

城址公園の桜が開花した今月6日に”告示”され、希代の名工・守屋貞治(1765~1832年)による建福寺の「西国三十三観音」、勝間の「大聖不動明王」などが立候補。選挙権年齢を大幅に引き下げており、幼児たちも両親に手伝ってもらって「これがかっこいい」と1票を投じている。

投票所は城址公園や観光施設「環屋」、高遠さくらホテルなどに設ける。期間は公園の桜の散り終わりまで。結果は6月頃に発表する。

高遠石工研究センターが高遠商店街で運営するビジターセンター前では12日、理事の矢島信之さん(74)=同市美篶青島=が演説。「忖度があってはいけない」と全候補の応援者として立ち、「寡黙に幸福を願ってきました。応援お願いします」と石仏に代わって支持を訴えた。一輪車をベースにして作った遊説カーで街中へ。「世界に誇る高遠石工」と強調し、バスの乗客にも手を振って投票を呼び掛けていた。

おすすめ情報

PAGE TOP