富士見町図書館 貸出冊数18年連続日本一

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富士見町図書館が2014年度に貸し出した人口1人当たりの図書冊数15・52冊が、全国の同規模自治体(人口1万5000~2万人)の中で1位を記録し、1997年から18年連続首位を達成した。統計をまとめた日本図書館協会が発行した「日本の図書館統計と名簿2015」で明らかになった。同図書館は「図書館をはじめ町を挙げて取り組んでいる子どもの読書活動推進などの成果の表れ」と喜んでいる。

14年度の総貸出冊数(CD、DVDなど含む)は約23万6000冊だった。貸し出しが最も多い年代は30~40代で、60代、小学生が続く。「幅広い年齢層に利用されている。とりわけ女性が多く、中でも幼児を連れた母親が目立つ」と同館。1日の平均入館者数は565人で、1400人を超す日もあった。

全国トップを維持する背景にはJR富士見駅に隣接し、学校も近いという立地の良さ、町公民館やミュージアムが同じ建物内にあり住民のコミュニティーの場になっているといったことに加え、同館は「多様な世代のニーズに対応した空間づくり、イベントの工夫がある」とする。館内に授乳室を設け、縫いぐるみも貸し出したり、冬はこたつを設置するなど世代に応じた居心地の良さや利用しやすさに配慮している。

ほぼ毎週末に、本の読み聞かせや工作といった来館のきっかけになる催しを行い、「本への興味を高め、読書習慣を身に付けてもらっている」という。読書を通して高齢者に健康寿命を伸ばしてもらう取り組みとして、大活字本の充実も図っている。

同図書館は「貸出冊数は年々微減。子どもたちは“読育”の効果が表れているが、その保護者は活字離れの世代で働き掛けが必要。高齢者が読書を楽しめる環境づくりも進めたい」と話している。

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