2019年4月17日付

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サッカー選手、野球選手、パティシエ、看護師、教師、ユーチューバー、eスポーツ選手…。年度末にかけて小紙上伊那版で掲載する「ぼくの夢わたしの夢」には、小学6年生が抱く将来の夢が並ぶ▼ネット時代を反映する新しい職業もみられるが、感心するのは、困っている人を助けたい、人を喜ばせたい―など、この年齢で他人や社会の力になることを望む記述が多いこと。成人しても自分のことばかり考えていた我が身が恥ずかしくなる▼なりたい職業でなかなか目にしないのが政治家だ。「末は博士か大臣か」は過去の話。近年は報道で失言や疑惑を叩かれ、ドラマでは利権まみれの腹黒いワル役と相場が決まっている。割に合わない印象だろうか。議員のなり手不足にも影響しているかもしれない▼統一地方選の後半戦が始まった。残念ながら諏訪、上伊那では諏訪市、茅野市の市長選と下諏訪、辰野、箕輪3町の議員選が無投票となり、辰野町は立候補者が定数に届かなかった。一方7市町村で議員選が選挙戦となり激しい戦いが繰り広げられている▼私たちの日々の生活のありようを決めていくのが地方政治。ここに有能な人材が集まらなければ地域の力は削がれていく。本来は政治家こそが人の力になる職業のはず。市町村議選は最も身近な政治家を決める機会。子どもたちが夢を抱ける候補をしっかりと見極め、票を投じるのも大人の責任だ。

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