7月豪雨に学ぶ避難誘導 箕輪町北小河内視察

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平成18年7月豪雨を契機に整備された中の沢砂防ダムを見学する北殿区役員=箕輪町北小河内区

平成18年7月豪雨を契機に整備された中の沢砂防ダムを見学する北殿区役員=箕輪町北小河内区

南箕輪村北殿区(田中剛区長)は将来の地域防災を考えようと17日、平成18年7月豪雨で被災し、今年で10年を迎える箕輪町北小河内区の災害現場を訪ねた。区役員ら13人が参加。災害現場の視察や北小河内区自主防災会(会長・平出政敏北小河内区長)との交流を通じて、災害時の避難誘導を中心とした防災のあり方を展望した。

地区自主防災会を兼ねる北殿区は例年、防災の研修視察を各地で行い、有効な防災体制の構築に役立てている。同区は年々住民が増え、現在は約3200人。約7割が新規転入者で、災害時の円滑な避難誘導が課題という。

今年度は、身近な場所で甚大な被害を受けた北小河内区を選んだ。一行は北小河内自主防災会員5人の案内で、土石流被害に遭った同区中村常会や、上流部の中の沢に建設された砂防えん堤や周辺の竹の腰公園などを視察。北小河内公民館では、現在に至る復旧工事や自主防災会活動について説明を受けた。

北殿区役員は「夜間の災害だったが、避難の指示はどう行ったか」と質問。北小河内区役員は「地区の役員が1軒ずつ回って伝えた」などと答えた。「自主防災倉庫に必要な備品は何か」の問いには「避難した際にすぐ使える簡易トイレや飲料水は必須」などと回答していた。

また、北小河内区役員からは避難の際の課題として「避難所に誰がいて、誰がいないかをどう明確に把握するか」が挙がった。

田中区長は「自主防災会にいかに多くの転入者を組み入れ、より多くの住民が無事に避難できるよう、今日の視察を参考に取り組んでいきたい」と話していた。

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