旬彩ダイニングM 40年の足跡提供

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今も師と仰ぐ故・小野正吉氏の本を手に料理人人生を語る大澤孝浩さん

宮田村の完全予約制フレンチレストラン「旬彩ダイニングM」のオーナーシェフ大澤孝浩さん(58)が、料理人人生40周年記念イベントを企画した。ホテルオークラでレストラン料理を担当し、ベルギー日本大使公邸シェフを務めた経験もある大澤さんが、当時のホテルオークラの代表的な料理を再現する。皇位継承に伴う10連休に合わせて特別料金で提供する。

大澤さんは埼玉県出身。高校卒業後、ホテルオークラに入社すると、小野正吉総料理長や剱持恒男総料理長(いずれも故人)に師事し、料理技術を研さんした。料理長の肩書でベルギーの日本大使公邸に出向したほか、全日本司厨士協会の支部役員としても活躍した。45歳で退職し、全国の専門学校の客員教授や特別講師などを歴任。信州の気候風土に魅力を感じ、水の良さと豊富な野菜や農畜産物にほれ込んで2013年、宮田村に「旬彩ダイニングM」を開業した。

イベントはディナーとランチの二本立てで行う。4月26~30日のディナー営業はヒレステーキのグリーンペッパーソースをメインにした特別コース。「今は肉の味を楽しむ時代だが、当時はソースで食べるフレンチ。たっぷりのソースで食べるステーキも逆に新鮮かなと、自分の足跡を知ってもらうつもりで企画した」と大澤さん。

5月3~6日はスペシャルランチで、メインにはホテルオークラを代表する料理「ビーフストロガノフ」を用意する。「基本はロシア料理でフランス料理ではないが、パーティーの席には必ず出る。オークラで必死になって勉強し、覚えた正統派のストロガノフを味わってほしい」と話す。

自身の40年を紆余曲折だったと振り返る大澤さん。「今、料理人として自分の思い描いたことができることへの感謝の意味を込めて、自分の基礎になっている料理を皆さんに一度食べていただきたい」と話している。

予約を受け付け中。問い合わせは同店(電話0265・85・6535)へ。

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