下諏訪の水運儀象台を見学 中国の蘇頌研究会

LINEで送る
Pocket

水運儀象台の内部を見学する管成学さん(左)と説明する吉澤大淳さん(右)

中国北宋時代の科学者で政治家の蘇頌(そしょう)(1020~1101年)について研究する中国の人たちや子孫でつくる「蘇頌学術研究会」の会員15人が来日。19日、下諏訪町のしもすわ今昔館おいでやを訪れ、敷地内に復元されている水運儀象台を見学した。

儀象台は時計と天体観測機器が一体となった天文台で、蘇頌が北宋時代に建設したのが原型。当時の設計図を基に1997年同町が世界で初めて原寸大(高さ約12メートル)で復元し、一般公開している。一行は青木悟町長の歓迎を受けた後、見学。町関係者らの案内で仕組みを熱心に見た。

会の中心メンバーで元北京大学教授の管成学さん(79)によると、儀象台はその後、中国で4台が復元された。「星を示す機器の精度は中国の儀象台の方が上だが、ほかの部分は下諏訪が今だに世界一」と指摘した。

来日は書家で日展会員の吉澤大淳さん(74)=同町矢木東=が会長を務める「日本蘇頌研究会」との交流が目的。来年は蘇頌の生誕1000年にあたり、中国では盛大に記念行事が行われるといい、管さんは「日本の研究会の皆さんにもぜひ来てほしい」。吉澤さんは「儀象台をシンボルとし、日中の友好や交流が深まるといい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP