1票に託した若者の声 諏訪地方6市町村議選

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選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての諏訪地方6市町村議選が21日、終わった。政治離れが進むとされる若い世代は、身近な市町村議選で1票にどんな思いを託したのか。投票権を得て「今まで以上に政治に興味を持ちたい」と社会に目を向ける契機になったとの声がある一方、「政治は別世界」との受け止めも。投票した18歳~20代の有権者らに新議員への期待や政治への関心などを聞いた。

「選挙に向けて普段はあまり読まない新聞のニュースで勉強した」。大学校に通う諏訪市の女子学生(19)は、選挙が社会について考えるきっかけになった。投票は堅苦しいイメージがあったが、「一度経験して雰囲気が分かったので、また行こうという気持ちになった」と話した。

子どもを持つ茅野市の主婦(20)は「子どもの将来のために議員がどう市を変えてくれるか、もっと選挙に関心を持ちたい」。専門学校に通う原村の男子学生(18)は「権利を使ったという実感がある」とした。

将来を見通しにくい時代に新議員への期待は大きい。富士見町の団体職員の男性(24)は社会福祉や年金などに不安があるとし、「静かに落ち着いた暮らしができるよう、お年寄りに優しく、寄り添ったサービスを考えてほしい」と望んだ。

諏訪市の会社員男性(18)は「せっかく18歳まで投票権が引き下げられたので、今まで以上に政治に興味を持ちたい」という。新議員には地域活性化策を望み、「カリン(マルメロ)や温泉など市をもっとアピールして観光客を増やして」と注文した。

新議員へ期待の声がある半面、社会は簡単には変えられない―と感じる人もいる。岡谷市の会社員女性(24)は「誰が議員になっても同じだと思う」。今回は地元の候補者に1票を入れた。「(今後は)もっと関心を持って投票したい」とも語った。

「政治は別世界。まだよく分からない」(茅野市の会社員男性20)、「政策に共感できる候補者がいない場合はどうすればいいのか…」(岡谷市のアルバイト男性19)との率直な意見もあった。

諏訪地域で唯一無投票に終わった下諏訪町議選。同町の会社員男性(23)は町内に転居したばかりで選挙権はなかったが、「仮にあったとすれば、町に関われる貴重な機会になったと思う。無投票は残念に感じたはず」と述べた。

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