2019年4月24日付

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4年に1度の統一地方選が終了し、県議をはじめ市町村長、市町村議会議員らが決まった。各地で当落をめぐる悲喜こもごものドラマが生まれた。選挙戦を勝ち抜いた人も無投票の人も当選者の顔触れは多彩だ▼その中で驚いたのが佐賀県鹿島市議選。91歳の男性が定数を2上回る選挙戦を突破した。しかも初当選という。本人のコメントをニュースで聞くと「4年間やっていく自信がある」といい、意気軒高の様子だった。人手不足は議員選びにも影響を及ぼす時代。「世代交代」という言葉もやすやすとは使えないのかも▼鹿児島県垂水市で女性議員が誕生したという話題も耳目を集めた。市制施行後60年を超える同市で初めて。女性の進出を阻む「ガラスの天井」を突き破った形だ。まだ1人だけだが、議会に新しい風を吹かせるだろう▼諏訪や上伊那地域の市町村議選でも新議員が決定した。岡谷市では26歳の新人議員が生まれた。諏訪市では女性が5人当選し、初めて全議員の3分の1を占める。首長や議員の顔触れは時代の動きを反映する側面がある▼人手不足といえば、ある候補者の会合で参加者が介護現場での人手不足解消を訴えていた。今後、ナースコールで呼ばれても対応できなくなる可能性があるのではないか―と。地域の課題は山積している。首長や議員には住民の目線に立ち、それぞれの持ち味を発揮して課題に取り組んでほしい。

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