停電防止へカラスの巣除去 中電が作業

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高所作業車を使ってカラスの巣を除去する中部電力の作業員=諏訪市湖南

中部電力諏訪営業所(下諏訪町)が、停電防止のために電柱上部で行うカラスの巣の除去がピークを迎えている。電気の流れを制御する「開閉器」付近などに営巣すると停電の原因になり得ることから、産卵期のこの時期は多い日だと1日約15カ所で作業。除去してすぐに同じ場所で営巣するケースがあり、対策に苦慮する面もあるという。24日は諏訪市湖南で作業した。

産卵期の巣の除去は2月下旬から5月の連休明けごろまでが中心。今季は諏訪6市町村や辰野町などの同営業所管内で昨季より80カ所ほど少ない約350カ所で確認し、これまでに約190カ所で除去した。開閉器周囲など停電が発生しそうな巣から優先的に撤去。可能性が低い場所は9月ごろまでに行う予定。

湖南での作業は高所作業車のバケット部分に2人が乗り、地上の1人と連絡を取って安全を確保しながら進めた。作業員が感電しないよう電線周辺を絶 縁カバーで覆ってから取り除いた。カラスが運んだとみら れる木の枝などで作られた巣は直径40センチ、高さ20センチほどで標準的な大きさという。巣の中にはカラスの卵が四つあった。卵の採取は県の許可を得ているという。作業は20分程度で終わった。

同営業所によると、カラスの習性か除去しても 同じ場所に営巣することがあり、「プロペラ」と呼ばれる小型の風車を設け、物理的に営巣できないようにしているという。

ただ、そのような対策を取っても隣の電柱に営巣してしまうなど「いたちごっこになっている」という。同営業所は「これからも停電の未然防止に努めたい」としている。

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