諏訪湖の水質3指標改善 昨年度速報値

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県諏訪地域振興局は25日、昨年度の諏訪湖の水質速報値を公表した。水の汚れを示す代表的な指標の一つCOD(化学的酸素要求量)、全窒素、全りんはいずれも前年度と比べて改善し、全窒素と全りんは諏訪湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」に掲げる目標値を達成した。住民に分かりやすい指標とされる透明度は年平均1・0メートルで前年度よりも0・2メートル悪化した。

透明度の目標値は年平均1・3メートル以上。前年度比で悪化した要因について同局環境課は「暖冬の影響で例年の冬に比べ、冬季の植物プランクトンの発生が多かった」とした。植物プランクトンの増加は「さまざまな要因が考えられる。特定はできない」とした。

CODは国の環境基準で評価される75%値(通常の状態の最高値に相当)で1リットル当たり5・0ミリとなり、諏訪湖創生ビジョンの目標値4・8ミリに届かなかった。全窒素は目標値の年平均1リットル当たり0・65ミリに対し、0・63ミリだった。全りんは環境基準の年平均1リットル当たり0・05ミリの達成の維持を掲げる目標値に対し、0・045ミリだった。

同課の是永剛課長は「長期的な視点でみると、水質は富栄養化が進んだ頃と比べ、改善傾向が続いてきたが、近年は横ばい傾向にある。2017年度と比べ改善したのは、17年度が例年と比べ、比較的水質の数値が悪く出たため」とした。

調査は昨年4月から今年3月まで毎月1回、湖心、初島西、塚間川沖200メートルの3地点で実施した。

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