小津監督ゆかりの記念館 「無藝荘」今季開館

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今季の一般公開を始めた「無藝荘」。当時をより忠実に再現するため今季は畳部屋を仕切る板戸(奥の両側)がはめられている

茅野市蓼科プール平にある小津安二郎監督(1903~63年)ゆかりの「無藝荘」(むげいそう)が27日、今季の一般公開を始めた。記念館として保存され、11月4日まで土日、祝日と夏期を中心に開館。大型連休中は5月6日まで連日開館する。

今季は部屋を仕切っていた板戸をはめたり、ショーケースを移したりするなど展示室と風呂のガラス戸を見えるようにして小津監督が晩年住んでいた当時をさらに忠実に再現した。開館日は管理人の「火代番」(ひじろばん)3人が交代で案内役を務める。

初日は火代番で企画責任者の藤森光吉さん(72)=同市花蒔=が常駐した。小津監督の映画を見たことがあるという東京からの女性2人といろりを囲んで歓談。藤森さんは無藝荘が建ったいきさつなどをにこやかに説明した。

無藝荘は蓼科の自然を気に入った小津監督が「東京暮色」(57年)から「秋刀魚の味」(62年)まで7作品のシナリオを描いた山荘で、五右衛門風呂や台所、いろりなどを当時のまま移築。夏でもいろりに火を入れる。小津映画を見ることもできる。

入館者は年間約3000人で、近年は外国人観光客が増加傾向といい、今季は無藝荘を英語で紹介するパンフレットの作成も見込んでいる。

開館時間は午前10時~午後4時。入館する際は維持管理費として1人100円の協力金を呼び掛けている。問い合わせは管理する蓼科観光協会(電話0266・67・2222)か、企画責任者の藤森さん(電話090・2235・6347)へ。

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