聖バルナバ教会を特別公開 岡谷シルクフェア

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特別公開された岡谷聖バルナバ教会

第23回シルクフェアinおかや(実行委員会主催)は29日、岡谷市の岡谷蚕糸博物館をはじめ、市内の製糸関連施設など9会場で開かれた。繭アートや糸繰り、機織りなどの体験、全国のシルク製品が集まるシルククラフト展、岡谷聖バルナバ教会の特別公開など、「シルク岡谷」の歴史や魅力に触れる多彩な催しを展開。市内外から訪れた多くの人でにぎわった。

シルク岡谷の歴史を継承させる目的で毎年開くイベント。同博物館は入館無料となり、繭アート体験や生きた蚕の展示、フランス式操糸機復元機糸繰り実演などを行った。レイクウォーク岡谷ではシルククラフト展を開催し、岡谷絹工房では機織り体験があった。

今回初めて、工女の心のよりどころとして建てられた岡谷聖バルナバ教会を特別公開。同教会は1928年の建設で、「実家に戻った思いになりたい」という工女の願いを受けた珍しい畳敷きの礼拝堂には、同市出身の篆刻家・八幡郊処(こうしょ)作の石造りの祭壇と洗礼盤も残っている。昨年11月、国登録有形文化財への登録が決まった。

この日は、同教会の西原廉太牧師(56)が訪れた人に解説を行った。西原牧師は「寂しい思いをしていた工女さんがここで癒やされたということは、岡谷の製糸業を支える機能を果たしたといえる。教会の意味を再発見する機会になり、ますます大事にしたい」とし、「市民にも地域の教会として大切にしてもらえたら」と話していた。

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