2019年05月03日付

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固定担任制の廃止に中間・期末テストの廃止、宿題廃止と、次々に学校内で改革に取り組む東京都千代田区立麹町中学校。旗を振って推し進めているのは同校の工藤勇一校長だ。学校の「当たり前」をやめ、生徒も教師も変わる。そんな名門公立中学校の取り組みが注目を集める▼固定担任制は「1クラスの生徒を1人の担任に委ねる制度」とする学校は、学年担当教員全員がチームを組み、生徒にとって適切な対応を図る全員担任制を導入。生活指導や進路指導など、教師個々の得意面を生かす制度で、生徒や保護者は面談時、話したい先生との面談を行う▼現在の中間・期末テストは「通知表をつけるためのもので生徒の学力を伸ばすことにはつながっていない」としてこちらも廃止。同様に宿題も廃止した。一方で体育祭や文化祭は、生徒の自主性を重んじている▼思い切った改革を進める工藤校長。民間登用の校長かと思いきや意外にも教員としてたたき上げのキャリアを持つ。自身の著書「学校の『当たり前』をやめた」で、課題をリスト化し、当事者意識を持つ教員の意識改革から着手したと語っている▼さまざまな人がさまざまな教育改革を論じるが、正直何が正しいのか分かろうはずもない。教育を語れるだけの知識もない。ただ教員や組織主体でなく、子どもたちが人生を強く生きていくための教育の在り方を真剣に考えるものであってほしい。

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