伝統の「火とぼし」 茅野の小泉山

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炎に向かって「火とぼしチョーイチョイ」とはやし立てる子どもたち=18日午後7時45分ごろ

炎に向かって「火とぼしチョーイチョイ」とはやし立てる子どもたち=18日午後7時45分ごろ

茅野市の小泉山で18日夜、市の無形文化財「上古田の火とぼし」が行われた。同市豊平の上古田区に住む7~13歳の男子12人が参加。あらかじめ山中の4カ所に作っておいた「小屋」に火を付けて回り、「火とぼしチョーイチョイ」とはやし立てた。

上古田の火とぼしは、枯れ枝などで覆った高さ約3メートルの小屋を燃やし、たいまつを持って山中を練り歩く男の子の行事。起源は定かではないが、田植え後の虫追いや雨ごい、火災防除などの諸説があり、作業の一切を男子が担うのが習わしとなっている。

子どもは昨年より1人増えた。5月15日から3、4回、小泉山に登り、小屋作りに励んできたという。この日は、秋葉神社前、奥の院(山頂)、中段、金毘羅神社前の順に回り、燃え盛る小屋に向かい、炎が落ち着くまでの数分間、大声で「火とぼしチョーイチョイ」と繰り返した。

最年長者として「親方」を務めた茅野東部中学校1年の山田英幸君(13)は下級生たちに仕事を指示し、暗い山中で行事を取り仕切った。「みんなで楽しくできた。僕は今年が最後。下の子たちに伝統行事を続けていってもらいたい」と願っていた。上古田の火とぼしは24日にも行う。

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