シカの食害防止へ 車山肩に電気柵

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霧ケ峰の車山肩周辺に電気柵を設置する参加者

県や自治体、地権者など41団体でつくる霧ケ峰自然環境保全協議会は9日、諏訪市郊外の車山肩周辺にあるニッコウキスゲ群落をニホンジカの食害から防ぐ電気柵を設置した。構成団体から約40人が参加し、霧ケ峰一帯の貴重な高山植物を守ろうと、支柱を立てて通電線を張り巡らした。

電気柵設置は2008年度から試行し、10年度から本格実施している。事務局の県諏訪地域振興局環境課によると、「柵の設置場所ではニッコウキスゲの花が増えており、食害防止の効果が確認されている」という。

今年度は昨年度と同様、車山肩を含め一帯の6カ所(1カ所は常設)に延長約14キロにわたり設置する計画で、5月中旬までに実施する。霧ケ峰インターチェンジ前の園地は柵の延長を拡大する方向だ。柵は10月中下旬に撤去する予定。

車山肩周辺では2班に分かれて計2・2キロにわたり設置した。地上約1・5メートルの支柱を約6メートル間隔で立て、4段になるよう通電線を張った。一部エリアは観光客の写真撮影を考慮し、低めに二重で柵を設けた。太陽光を蓄電して電力を確保する。

諏訪地域振興局の小野沢弘夫局長は「観光客らに霧ケ峰の自然環境を楽しんでもらえるよう、引き続き官民協働で取り組みたい」と述べた。

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