最も暖かい師走 年明け後も高温続く

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昨年12月の月平均気温は諏訪で3・9度、原村で2・0度となり、ともに統計開始以降で最も暖かい師走になったことが4日、長野地方気象台のまとめで分かった。年末になって朝晩の冷え込みが強まったものの、中旬を中心に暖かい朝が続き、諏訪では日最低気温の月平均が0度と、12月の観測史上初めて0度未満にならなかった。高温傾向は年が明けても続いており、暖冬の影響が拡大しつつある。

寒気の影響を受けにくく冬型の気圧配置が長続きしなかったのが主因だ。原村の月平均気温は平年(氷点下0・1度)より2・1度高く、1978年以降で最も高かった98年と2004年の1・1度を大幅に上回った。記録更新の可能性が高まっていた諏訪は平年比2・2度高。また、09年12月以来6年ぶりの「積雪なし」の師走にもなった。

諏訪では1月3日の13・2度に続き、官公庁の仕事始めの4日も14・2度まで気温が上昇し、4月上旬並みの陽気になった。

スケートリンクづくりが進められている茅野市金沢小学校の校庭。冷え込みが弱い今冬は十分に氷が張らず、「リンク開き」ができない状況になっている。11日には金沢地区のスケート大会を予定しており、関係者は今後の天候に気をもむ。

滑走には最低でも10センチほどの氷厚が必要というが、現在は山際の日当たりの悪い場所で5センチほど。12月下旬から凍るようにはなったものの、日中に解けてしまう状況を繰り返す。地元の体育協会は「大会に向けた打ち合わせ会を7日に開くが、週末までの冷え込みに期待して準備を進めたい」と話す。

原小のリンクも部分的に張らない場所があり、当初予定していた4日からのオープンを見送った。「冷え込みが強まり、かつ日中も気温が上がらない日が2~3日続かないとオープンは厳しい」と村教育委員会。春に向けたグラウンド整備もあって閉場日は後ろにずらせず、滑走可能期間は必然的に短くなるという。

諏訪市大熊の「城山福寿草園」では、フクジュソウが早くも咲き始めた。「30株ほどが花を付けている」と管理する藤森且久さん(82)。黄色いじゅうたんが敷かれたようになるのは例年だと3月上旬ごろで、「雪の中から顔を出すのが理想。この時期に開花が進むのは良くない」と心配顔だ。

養蜂家でもある藤森さんがそれ以上に懸念するのがミツバチへの影響だ。暖かい陽気で飛び回ってしまうと「体力を消耗して飢え死にする危険が高まる。肝心な春の花の季節に、蜂の数が少ないという事態も起きかねない」。間もなく「小寒」だが、「(虫がはい出てくる頃とされる)啓蟄より先のような陽気だ。早く冬らしい陽気に戻ってほしい」と願っている。

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