100歳で師範ら指導 岳心会有賀さん祝う

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100歳の誕生日にお祝いを受ける有賀虹心さん(前列中央)

詩吟の日本愛吟岳心会・総本部最高相談役で現役指導者の有賀虹心(こうしん)さん(本名博(はく))=諏訪市普門寺=が15日、100歳を迎えた。有賀さんに指導を仰ぐ茅野市、諏訪市、富士見町、原村の師範ら11人が、茅野市内の飲食店でお祝いの会を開き、感謝を伝えつつ100歳と吟歴70年を祝った。

有賀さんは30歳で詩吟を始めた。亡き夫の勧めで土田岳心宗家の門をたたいた。10年間、詩吟と一緒に琵琶も学んだ後に教室を開き、自宅のほか、各地に出稽古を行い、一時は130人もの生徒がいたという。現在は、詩吟の中でも難しく、指導者が少ないという新体詩を指導している。

学ぶ側は週2回の教室だが、希望の曜日が異なるため、1週間ほとんど休みがないという。健康には気を付けているといい、教室では、詩吟コンダクターで伴奏を行いながら、意欲的に指導に当たっている。

この日は、祝宴を前に、参加者全員で和歌を合吟。有賀さんの好きな、純白のコチョウランの鉢植えがプレゼントされた。

幹事で一番弟子の白尾美津子さん(羨心)=富士見町=は、有賀さんが、宗家が忙しい時には代範を務め、指導力も一目置かれたことなどを振り返り「70年もお元気で、正しい岳心流を教えていただき感謝。これからもご指導よろしく」とあいさつ。平出サトコさん(偲心)=原村=は、有賀さんの若かりし頃の詩を朗読し「情緒があり、能力の素晴らしさが伝わる。百歳で、指導者を指導する人は国内にもそうはいない。岳心会の宝」とたたえた。

有賀さんは「令和という良き時代のスタートにこのくらいの元気さで100歳を迎えられたことは皆さまの温かい支えのおかげ。これからの人生の道のりを、感謝の気持ちを持って、明るく、1日1日を大切にともに吟じ合っていきたい」と応えていた。

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