2019年5月18日付

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昨年さしたる知識もなくメロンを育て、思わぬ収穫があったのに味を占め、今年も数本の苗を植え付けた。雨や寒さよけのトンネルで覆い、毎日畑にのぞきに行っている。2年目もうまくいくのかどうか、気になって仕方ない▼苗の状態が日々変わっていくのが、見に行く楽しみ、そして励みになっている。好天が続けば、葉が生き生きして緑が濃くなる。初夏とはいえ夜の寒さに遭うせいだろうか。葉の先端が枯れたようになる日もあった▼畑にはまだ作付けの余地があるので、ほかに何を植えようかと思いが膨らむ。キュウリやトマト、ナスといった夏野菜もいい。秋の楽しみにと、サツマイモなども育てやすい。同好の士が多いからだろう。この時期の休日、野菜の苗がそろった店に行けば、購入用の苗箱を抱えた人であふれ返る▼ものを育てる喜びのほかに、日々の生活にリズムを与えてくれるのが、家庭菜園の良さだ。個人的には起き抜けに菜園に出るのが一番。早朝の空気の中で畑の緑に親しみ、心を落ち着かせれば、一日が心地良く始まる。欧米には「朝こそすべて」のことわざもある▼何も特別に畑を用意する必要はない。家の庭の一隅を利用しても、ベランダに置いたプランターでもできるのが、園芸の良さだ。一粒の種、一本の苗を植えれば、きっと魅力がわかると思う。夏に向かうこの季節うってつけの「朝活」としてお薦めしたい。

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