人材獲得へ71社PR 上伊那地区企業説明会

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学生に自社の魅力と古里就職のメリットをアピールする人事担当者

来年3月の大学・短大・専門学校等卒業予定者を対象とした上伊那地区企業説明会は21日、伊那市荒井のいなっせで開いた。人材獲得競争の激化を反映して、過去10年で最多だった前々回(72社)に匹敵する71社がブースを開設。一方、学生側の参加は41人と低調で、地方での新卒採用の苦戦ぶりを裏付けた。

伊那公共職業安定所と伊那職業安定協会が主催、伊那市の共催で行う恒例の企業説明会で、6月1日の選考活動開始前に行う最終回。開会に当たり木村敦男伊那職安所長は「学生確保のために、自社の魅力とともに地域の魅力の発信を」と呼び掛けた。

全国的な人手不足により学生優位の「売り手市場」が続き、地方では新卒採用の厳しさが増している。「理系の学生との接点がなく、人材確保は去年より厳しい」と明かすのは電子部品製造業の人事担当者。Uターンする学生が減っていることを嘆きながら、「今の流れだと、夏のインターンシップで大体決まってしまう感がある。いかに地方にある企業を知ってもらうかにかかっていると思う」と話す。

学生の参加は昨年5月の説明会を29人下回った。ただ、古里就職への意欲を持った学生も多く、伊那市出身で県内の大学に通う男子学生(21)は「生まれた場所で就職をしたい。金融関係が第一志望だが、この地域にあるいろいろな業種の会社も選択肢に入れている」と話した。

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