幻の国宝「寒山図」展示 サンリツ服部美術館

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国宝指定2度目の公開となる可翁筆「寒山図」(写真右)も出品するサンリツ服部美術館の「日本・中国絵画展」後期展

諏訪市湖岸通り2のサンリツ服部美術館で、特別企画「日本・中国絵画展」の後期展が開かれている。大半の作品が入れ替わり、“幻の国宝”とされる可翁筆「寒山図」を出品。中国から水墨画が渡ってきた南北朝時代に、高い技法で描かれた名作を鑑賞できる貴重な機会となっている。6月30日まで。

可翁は、水墨画大家の雪舟(室町時代)より前に活躍した絵師。唐の禅僧で超人的だったと伝わる寒山を、墨の濃淡や線の太さで描き分けて強弱をつけ、木の下でのたたずまいや存在感を表現した。66年前の国宝指定以来、2016年に初公開し、今回2度目の披露で、同館の藤生明日美学芸員は「中国から伝わったばかりの時に、これだけ描けてすばらしい」と鑑賞を呼び掛けている。

同企画展は、絵画の構図や線、色彩に着目し、画家が用いた技法や表現方法ごとに紹介する。重要文化財や重要美術品の5点を含め、掛け軸や屏風、絵巻など30点を展示。大小4点の図屏風も並び、見応えがある。

問い合わせは同美術館(電話0266・57・3311)へ。

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