2019年05月23日付

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高齢の男性は女性に比べると社会参加に消極的―という声を取材の中で聞くことがある。先日、茅野市宮川と長野市のボランティアグループが交流会をした際も、繰り返しそのことが話題になっていた▼長野市のグループの活動はいずれも男性の楽しそうな活動ぶりが印象的だった。一人の男性は「人に言われて参加したと思わせてはだめで、自分を生かせる役割をつくってあげること」が男性の参加を促すこつだとアドバイスしていた▼日曜日の弊紙に折り込まれる「こども日報」で、自分の分身になるロボット「オリヒメ」が、これまで2度ほど紹介されている。難病や事故で外での活動が難しい人たちが社会とつながる手段として注目されているという。開発者の吉藤健太朗さんは「体が動かなくても、働いてだれかの役に立てる生き方があると知ってもらいたい」と話している▼記事には実際にロボットを遠隔操作してカフェで働いた人たちの楽しげな声が掲載されていた。たとえ体が動かなくなっても、人は役割を持ち誰かの役に立ちたい、必要とされたいと思うのだ。それは男性も女性も同じだろうが、地域のボランティア活動ではなぜか女性のほうが元気に見える▼長野市の男性たちの話を聞いた茅野市の女性の一人は「そういえば、男性には荷物運びしか頼んだことがなかったね」と笑い、「いいところを引き出さなければ」と意気込んでいた。

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