千人塚公園の桜植え替え 今秋から飯島町

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今秋から桜の植え替えが始まる千人塚公園=今年4月

飯島町は22日、寿命とテングス病で樹勢が衰えている同町七久保の千人塚公園の桜の植え替えと土壌改良を今秋から始めると、町議会全員協議会に報告した。県の元気づくり支援金を活用し、3年間で約150本を計画。今年度は50本を植え替え、上伊那地方を代表する桜の名所の再生を図る。

ソメイヨシノから植え替えるのは、抵抗力の強いジンダイアケボノ。葉が落ちる10~11月ごろに植え替える予定で今年度は公園入り口、旧紅葉園周辺、池北側で実施する。

伐採と植樹に合わせて、まき割り体験会やキャンプファイアなどイベントも実施する予定。植え替える苗木を一般が購入する「オーナー木制度」も実施し、多くの人に愛着を持ってもらいながら管理する取り組みを展開する。

千人塚公園は国の水利事業で1934年から36年にかけて作られた城ケ池周辺を指し、桜は完成直後に七久保の商工会が200本植えたのが始まりとされる。40年には「桜を観光資源に千人塚をにぎやかにしたい」と当時の七久保村青年会が苗木1000本を調達して植樹した。

現在の桜はソメイヨシノを主体に約700本といわれるが、近年は樹齢80年ほどを迎えて老木となり、テングス病による症状も末期化している。

千人塚公園を観光拠点に掲げる町は昨年度、園内の桜の 保護育成を展開している桜守や樹木医、大学教授、地元住民らを交えて検討会議を開催。園内植栽の基本的な考え方をまとめ、桜のほかモミジやツツジ、シャクナゲ、アジ サイなど数種類の植物をエリア別に分けて整備し、春か ら秋まで花木が楽しめる公 園を目指していくことにした。

その中で、桜については県内屈指の名所として今後もあり続けるために、植栽整備の中心として位置付けた。町観光係は「成長して花が咲くまで数年は寂しさもあるが、千人塚公園の将来を見据えた植え替えとして見守ってほしい」と話している。

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