2019年05月24日付

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ある店舗でのこと。レジが混雑し、店員から案内されたのは無人のセルフレジ。自分で機械にバーコードを読み込ませて紙幣や硬貨を入れる仕組みだ。だが、勝手が分からずにまごつき、結局、店員に使い方を教わった▼慣れればスムーズにできるようになると思うが、これでは人がいるレジと変わらないと苦笑した。今は有人のレジが主流だが、遠からず無人機に取って代わることになるのだろうか▼大手コンビニエンスストアは人員不足対策として24時間営業の見直し実験のほかセルフレジの導入を進めるという。今年中に全店舗で導入する企業もあると聞く。対策を取っても営業時間を短縮する店舗が今後出てくる可能性もある▼無人機の先進例とも言える駅の自動改札。急いでいる時は人の流れが滞らずに便利だ。ただ、地方で導入され始めた頃、年配の男性が「改札でのコミュニケーションがなくなってしまう」と嘆いていたことを思い出す。駅員に「パチン、パチン」と職人技のようにはさみで切符の隅を切ってもらったことが懐かしい▼国は人口減少を背景に地方公務員数の抑制を考えているらしい。全自治体の一般職を2025年までに3万人減らしても人口当たりの職員数は一定に保てるとの試算を示したという。人手不足にまつわるニュースが相次ぐ。対応は待ったなしだと頭では理解するが、急速な変化に追い付くのは容易ではない。

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