観光タクシー実証運行へ 県上伊那地域振興局

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県上伊那地域振興局は今年度、上伊那地方のJR飯田線の駅から複数の観光スポットを巡る定額観光タクシーの実証運行を始める。食や農、景観など伊那谷の魅力を満喫できるモデルコースを設定。8年後のリニア中央新幹線の開業と飯田市への県駅設置を見据え、観光の2次交通として定額タクシーの需要や有効性などを探る。

観光最盛期の夏秋シーズンに運行業務を委託して実施する。出発点の駅は伊那市駅と駒ケ根駅の二つにすることを検討。モデルコースの詳細や料金は固まっていないが、上伊那の強みである「食・食品産業」のスポットは組み込む考えで、季節に応じて立ち寄り場所を変えたり、1日・半日のモデルコースを設けることも検討している。

振興局は昨年度までの2カ年、広域農道沿いの観光施設を巡る周遊バスを夏季限定で試験運行した。定額観光タクシーはこれに続く事業に位置付ける。「利用者の希望に応じて柔軟な対応ができるのが観光タクシー。他地域にはあるが、上伊那にはなく、実証運行とモニター調査を通じて2次交通としての可能性を探りたい」(企画振興課)としている。

振興局の裁量で執行できる予算「地域振興推進費」を活用する。上伊那には956万円が配分されており、他に農家民泊の拡大を図る「農泊体験モデルツアー支援事業」や、若者が1次産業に夢を持つきっかけにする高校生スマート林業体験講習会なども計画。南信州地域振興局との連携事業では、JR飯田線沿線を対象にした「インスタグラム・フォトコンテスト」を開催する予定だ。

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