上社御柱祭仮見立てへ調査 12月選定地公表

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「自然と地域と人を結ぶ協議会」の総会であいさつする清水会長

諏訪大社上社の大総代経験者、大総代会、諏訪大社などでつくる「自然と地域と人を結ぶ協議会」(清水敏弘会長)は23日、諏訪市の上社本宮で総会を開き、2022(令和4)年上社御柱祭の御用材仮見立てに向けた調査の実施などを決めた。清水会長(73)=原村柏木=はあいさつで「12月には御用材の選定地を公表することになる」との見通しを示した。上社の仮見立ては来年行われる。

清水会長は「前回の御柱祭 の思い出に浸る時期から次回に向けて準備に取り組む段階に入った。(御用材を伝統的に調達してきた)御小屋山とするか、別の地域とするかを含めしっかりと調査し、総合的に判断していく」と述べた。今年度の事業計画には、時期を明記しなかったものの、樹木調査を盛り込んだ。

協議会では昨年9月に46人が参加して御小屋山で御柱用材となりそうな樹木の生育状況を視察した。同会長は「立派な木が育っている。一方で、風の影響とみられる倒木もあった」と振り返った。

6月18日には、前回の御柱祭で調達した辰野町の横川国有林にモミの苗木を植える植樹祭を昨年に続いて実施する。

協議会は、大総代経験者と御小屋山の管理、御用材の伐採などに世襲で奉仕する「山作り」で組織する「杜と泉を護る会」、諏訪大社、上社大総代会、関係4市町村の計88人で構成する。総会には45人が参加した。

協議会の総会に先立って行われた「杜と泉を護る会」の総会では山作りの原田清弘さん(55)=茅野市神之原=が御小屋山の現状を報告。山作りと神之原の氏子の協力で下草刈りが行われ、木が育つ環境が守られているという。

上社の御柱用材は、1959年の伊勢湾台風で御小屋山など が大規模な倒木の被害を受けた影響で、92年の御柱祭を 最後に御小屋山以外の地域の国有林、町有林から調達した。

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