東春近の車屋産業適地 伊那市が隆峯へ売却

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売買契約書に調印し握手を交わす酒井壌一社長(左)と白鳥孝市長

伊那市は、同市東春近の産業用地「車屋産業適地」を業務用冷凍中華食品の製造・販売を手掛ける株式会社隆峯(本社・東京都杉並区)に売却することになり、24日、土地売買契約の調印式が市役所で開かれた。同社は新工場を建設し、生産能力の増強を図る方針だ。

同社は現在、練馬区の工場で生協や学校給食向けのにらまんじゅうやシューマイ、ギョーザなどを製造している。酒井壤一社長(80)は同市美篶出身で、以前にも市内への進出を計画したが、中国製冷凍ギョーザ事件の影響を受けて断念。その後、国産志向の高まりなどから再び市内への進出を検討し、県東京事務所の協力もあって契約の運びとなった。車屋産業適地への企業進出は2社目。

用地面積は約3300平方メートル。価格は約3000万円。同社の事業計画によると、新工場は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は990平方メートル。来年3月の完成、同4月の操業開始を予定している。事業投資額は土地購入費を含めて約10億円。生産能力は現在の2~3倍とし、新規事業も計画しているという。新規雇用は約35人を見込み、地元から採用する方針だ。

調印式では同社や市、県の関係者らが見守る中、白鳥孝市長と酒井社長が売買契約書を取り交わした。酒井社長は「東京に出て60年。伊那に工場を建てるのが夢だった。良い土地を見つけていただいた」と述べた。

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