「実学」重んじた進徳館教育を現代に継承

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高遠北小学校の実践を紹介する小出豊校長

第25回「進徳館の日」の行事が25日、伊那市高遠町の進徳館や高遠閣で行われた。旧高遠藩の藩校「進徳館」で行われた教育と「高遠の学」を先人の遺訓として現代に生かしていくための取り組みで、式典では学校や公民館の実践を聞き、「実学」を重んじた進徳館教育がどのように現代につながっているかを考える機会にした。

高遠北小学校の小出豊校長が「地域とともに歩む北小」をテーマに基調講話。続いて前高遠町公民館長の原和男さんが「『進徳館夏の学校』をひらく~開校10周年の実践を振り返って」の内容で報告した。

小出校長は学校紹介に合わせて、さまざまな行事や授業についての子どもたちのコメントを紹介した。子どもたちが出演する伊澤修二記念音楽祭第一部を例に、大きな発表の舞台が、子どもたちにとって掛け替えのない財産になっていると強調。「地元の人たちの深い思いを考え、大事に継承し、学校教育に惜しみなく力を注いでいただいているからだと感じている」と述べた。

式典には約100人が参加。林俊宏副市長は「進徳館教育にも通じる実践や体験を重視する伊那市の教育が、さらに充実していくことを願う」との市長メッセージを読み上げた。式典後の記念講演では、広島大学大学院文学研究科准教授の白井純さんが「明治時代における信州諸藩の藩校旧蔵図書~保存と利用のあり方について」をテーマに話した。

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