水防・土砂災害に備え 茅野市訓練

LINEで送る
Pocket

訓練でキッツ茅野工場に開設した避難所に避難した金沢地区の住民

茅野市の水防・土砂災害訓練が26日、同市金沢の木舟区と大池区を主会場に行われた。局地的な集中豪雨が発生したことを想定し、土砂災害警戒情報に基づく避難の周知や避難指示発令、家庭ごとの避難方法の確認などに重点を置いて行った。

今回は、金沢地区の市指定の避難所である金沢地区コミュニティセンターに土砂が到達する恐れがあるとし、2016年に市とキッツが締結した避難者の受け入れに関する協定に基づき、木舟区内にあるキッツ茅野工場に避難する訓練を実施。木舟・大池の両区自主防災組織が同工場内の食堂に避難所を開設し、避難してきた区民の安否確認や飲み物配布などを行った。

地元の木舟区からは80人余りが、大池区からはいったん公民館に避難した68人中、役員20人が同工場まで避難。母と弟と参加した長峰中1年の矢島大樹さんは「今後、土砂災害が起きても今日の訓練を思い出して家族や自分の命を守りたい」と決意していた。

木舟区の春日純一区長は「同工場への避難訓練は今回で2回目だが、経験を蓄積できた。災害の危険が高い地域なので市と協力して備えていきたい」と述べた。大池区の小島一幸区長は「大池区では同工場への避難は初めて。避難した20人には災害時、先頭に立って住民を誘導してほしい」と期待した。

市防災課の柳沢正広課長は西日本を中心に甚大な被害をもたらした昨年の7月豪雨災害などに触れ「行政への過剰な依存は危険。避難指示が出ていないから『大丈夫』ではなく、自分の命は自分で守る意識を」と話した。

水防工法講習会は木舟研修センターで開き、消防団員が積み土のうやロープの結び方などを実践した。

おすすめ情報

PAGE TOP