リンドウ産地復活へ 栽培農家へ苗配布

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栽培農家に配布されたリンドウの苗

かつての「リンドウ産地」を復活させようと、茅野市が生産者と取り組む「りんどう再興プロジェクト」で、栽培農家へのリンドウの苗の配布が27日、同市湖東山口の渡辺貞男さん(83)のハウスであった。6年目の今年は諏訪市内のハウスで育苗したものを含めトレー275枚(約3万5200本)を市内の農家9戸に配布した。約34アールのほ場で栽培され、花は主に中京圏へと出荷される。

同市内におけるリンドウ生産の歴史は古く、1952年ごろに八ケ岳山麓の自生株を採取して栽培したのが始まりという。昭和40年代の最盛期には生産者が200人を超えたが、連作障害や生産者の高齢化などにより1993年ごろから減少してきた。

同プロジェクトは、市と生産者の懇談をきっかけに6年前から始まった。3年必要だった育苗期間を2年に短縮し、病気を防ぐために育苗場所を露地からトレーに変更。苗代は県が2分の1、市が4分の1を補助することで生産者の負担を軽減し、生産者の育成に努めている。

現在、育苗している補助対象品種は、JA信州諏訪推奨品の「アルプスの蒼風」シリーズと、爽やかな紫色が特徴でJA登録品種になった「ネオブルー」シリーズの合わせて11品種。このうち渡辺さんが育苗しているのはネオブルーシリーズの「サマー」「オータム」など4品種。

渡辺さんは「昨年の夏の暑さで良い種を採るのに苦労したが、今年も何とか苗を育てることができた。かつてのように生産者が増えればうれしい」と話していた。

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