CATVを光ケーブル化へ 伊那市長谷

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伊那市は今年度、同市長谷地区のケーブルテレビ(CATV)ネットワークの光ケーブル化を図る。より安定的で大容量の送受信が可能となり、災害時の情報伝達を確保するとともに、超高精細度映像(4K・8K)を視聴できるようにする。市は夏ごろから工事を始め、今年度中の完了を目指す。

市長谷総合支所によると、長谷地区では合併前の旧長谷村時代にCATVを整備。合併後は市が運営を引き継ぎ、伊那ケーブルテレビジョン(同市)に業務を委託している。2018年度末時点の加入世帯は680世帯で、全世帯の86%に上る。ネットワークの整備から長年が経過し、設備の更新も課題になっていたことから、国の補助事業を活用し光化を図る。

市は今年度一般会計当初予算に光化工事に関する事業費として2億540万円を計上。17日にCATVの光化を支援する総務省の「ケーブルテレビ事業者の光ケーブル化に関する緊急対策事業」に採択され、補助対象経費(光ファイバーケーブルや送受信設備など)の2分の1の約9400万円の補助が受けられることが決まった。

同事業は、災害時などの確実で安定的な情報伝達を確保し、耐災害性の強化を図るとともに、超高精細度映像(4K・8K)の視聴環境の構築を目的に実施。対象地域は(1)CATVが地域防災計画に位置付けられている市町村(2)条件不利地域(3)財政力指数が0・5以下の市町村その他特に必要と認める地域―で、長谷地区はいずれの条件にも該当するという。

工事は電柱間の幹線や各戸への引込線を光ケーブルに張り替えるほか、各戸に設置している受信機を交換したりする。一部宅内工事もあるが、加入者の負担はない。市は6月中にも入札、発注を行い、夏ごろには工事に取り掛かりたい考えだ。

同支所総務課は「新しい技術を使って災害対応を強化するとともに、高画質で視聴できる環境を整えていきたい」としている。

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