7月中に交換 岡谷市民病院の免震用ダンパー

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油圧機器メーカー・KYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、岡谷市民病院を運営する岡谷市病院事業は28日、病院の地下に設置されている同社の免震用オイルダンパー8本について、7月中に新たなダンパーに交換する見通しを示した。工事は診療に影響が出ない形で実施され、費用は全額メーカー側が負担する。

同日開いた市議会社会委員協議会で、メーカー側との交渉の経過を報告した。データ改ざん問題をめぐっては昨年12月、同社執行役員らが市役所を訪れ、病院開設者の今井竜五市長に謝罪。構造計算による建物の安全性を検証した上で、2020年9月までにオイルダンパーを交換する方針を示していた。

報告によると、1月28日に同社対策本部の職員が市を訪れ、病院のオイルダンパーのうち7本は国土交通大臣の認定基準、1本はより高い水準を求める市側の基準を満たしていなかったと説明。いずれもデータが改ざんされていたことが判明した。

3月11日には第3者機関による建物の安全性評価で「不適合品8機が設置された状況でも、極めてまれに発生する地震動で倒壊はしない」とのお墨付きを得たという。その後、4月15日に同社から交換時期の説明があった。

新たな免震用オイルダンパーは7月6、7日の週末に搬入し、同月8日から約2週間で交換する予定。市病院事業は「市民の命と健康を守るために存在する病院で、災害時には拠点施設にもなる。早い対応をしてもらえたのは良かった」としている。

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