女性4人で共同飲食店 辰野の空き店舗を活用

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開店準備が進む「フジタヤ」店内でイメージを膨らませる白鳥さん(左)、苫米地さん

辰野町下辰野商店街の空き店舗・旧フジタヤ冷菓店が、上伊那地方の女性4人による共同経営の飲食店「フジタヤ」として生まれ変わる。週末に移動販売やイベント出店をするメンバーが、平日の活動拠点を設けようと建物を賃借。調理場と接客スペースを分け合って甘酒や料理などを提供し、地域の魅力を発信していく。中心市街地の空き家、空き店舗の活用を図る官民連携事業「休眠不動産見学会」の対象物件で、参加者の飲食店起業の第二弾。6月3日にプレオープンする。

メンバーは、移動販売「甘酒屋アンズ」の白鳥杏奈さん(27)=辰野町=、町地域おこし協力隊員で土産品開発を進める苫米地花菜さん(25)=同町=、伊那市内のゲストハウスで総菜を作る「やしち食堂」の福澤裕美さん=同市=、野菜のカレーを提供する「移動販売トッキ」の明瀬愛里さん(25)=辰野町=。

フジタヤは毎週月~木曜日に営業。白鳥さんは地元産の米とこうじ、果実シロップを素材に飲みやすくアレンジした甘酒、苫米地さんは米粉と野菜パウダー、はちみつのパンケーキ調理用セットを販売する。福澤さんと明瀬さんは旬の野菜を中心にした総菜、弁当、カレーを売り出す。

築50年以上の建物は、古い調理場にカウンター、通りに面した半円形のショーガラスなど昭和レトロの風情をかもす。休眠不動産見学会では、希望に応じ内部も公開した。メンバーは、改修費と家賃1年分を半額助成する町の補助制度(上限額あり)を利用。建物の魅力ある部分を残しつつ、淡い緑色の内装を施して洋風ドアを取り付けるなど自ら改修作業に励んでいる。

移動販売を始めて4年目の白鳥さんが、地元に根付く店を作ろうと考えて仲間に声を掛けた。「店がほしいと願うばかりでなく、空き店舗活用の仕組みを生かして実際に形にすることが大切。若者も含めて多く人のが商店街を歩いて店に集まり、地域の素晴らしさに気づいてくれたら」と来店を呼び掛けている。

営業時間は午前11時30分~午後9時。3日は全商品お試しセットを500円で販売。信州辰野ほたる祭り開幕日の15日にグランドオープンする。問い合わせは白鳥さん(電話0266・43・2234)へ。

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