原村に子どもの居場所を 高校生ら「ハラカツ!」開始

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原村で高校生を中心とする若者たちが、若者目線で村づくりを考える活動「ハラカツ!」を始めた。五味武雄村長と膝を交えて意見を交わした高校生らが、「自分たちも村づくりを考え、できることは行動に移そう」と立ち上がった。当面の目標を「若者の居場所づくり」に定め、具体的な一歩も踏み出した。

活動名は「原村の活性化のため村民みんなで腹(原)を割って話そう」と名付けた。現在のメンバーは、JR上諏訪駅近くの高校生の居場所「↑(あげ)すわ」や茅野市の中高生向け多目的活動スペース「CHUKOらんどチノチノ」の運営に関わる高校生ら9人。

昨年12月と今年1月の五味村長との懇談では、空き家を活用したアーティストの村づくり、住みやすく若者が住み続けたくなる村づくりなどを提案した。特に強く願っていたのが小中高生の居場所の整備。「友達と一緒に遊べる場所が村になかった」と小中学校時代を振り返るメンバーの強い思いだ。

「図書館で話をしていたら迷惑をかけてしまうし、スーパー前に集まっていると白い目で見られる」「居場所がないなら自分たちでつくってしまおう」。2月から月数回集まって話し合い、ハラカツの第一歩として居場所づくりをテーマに掲げた。

「居場所は公共施設が集中するエリアにほしい」と考えたが、施設の整備は困難。そこで、公共施設を居場所として活用できないか―と検討し、子どもたちが自由に過ごせる居場所として「はらぽん!」が生まれた。

今月12日、村中央公民館で初めての「はらぽん!」が開かれた。初回でPR不足もあり訪れた小中学生は10人程度と少なかったが、小学生は高校生とゲームを楽しみながら、ゆったりと休日のひと時を過ごした。

特別なイベントや仕掛けを用意するのではなく、訪れた人が安心して居ることができるのが「はらぽん!」。高校生にとっての居場所でもあり、交流の場にもなる。今後も定期的に開く考えだ。

メンバー代表の波間あずささん(17)=下諏訪向陽高2年=は、子どもたちの喜ぶ姿に手応えを感じつつも、「小中学生や保護者へのPRが今後の課題」とし、「将来的には、常設でいつでも好きな時に子どもたちが集まれる居場所を考えていきたい」と話していた。

今年は御柱年のため村の夏祭り「よいしょまつり」が開かれないことから、高校生らが手がける夏祭りの8月開催に向けても動き出している。

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