2019年6月7日付

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安心・安全な暮らしに不可欠なのが飲料水。おいしい水は何物にも代え難い存在だ。「いつものむ/いつもの水に/日々感謝」をスローガンに第61回水道週間が7日まで行われている▼先日、諏訪市の角間川源流部にある上水道水源で水の恵みに感謝する神事があった。新緑に包まれた林の中にある水源で行い、安定的な水の供給を願った。住民の皆さんに声を掛けていただき、水源の水を頂いた。冷たくておいしく、水の大切さに思いを新たにした▼人口減少の波は地域の水道事業にも影響を与えそうな動きを見せる。昨年12月、水道事業の経営基盤を強化する改正水道法が成立した。収益減や施設の老朽化などで経営が悪化する水道事業について市町村が運営権を民間に委託する「コンセッション方式」の導入促進が柱だ。民間企業の参入により水道サービスの低下を招く恐れも指摘される中、今後の動きが注目だ▼諏訪市は昨年、市内西側地域の森林組合と水道の水源林保護に関する協定を結んだ。土地所有権移転の情報を共有して投資目的の転売を防ぎ、安心安全な飲料水を確保するのが狙いだ。自治体は貴重な水源を後世に引き継ぐため心を砕く▼東日本大震災や豪雨被害を教訓にして災害に強い水道づくりが求められている。維持管理に相応の人員と経費がかけられている水道事業。おいしい水は当たり前ではないことを感じながら味わいたい。

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