交流広場新たに整備 諏訪大社上社前宮近くに

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茅野市は今年度、諏訪大社上社前宮近くに参拝者らが立ち寄ることができる「交流広場(仮称)」を新たに整備する。交流センターや公衆トイレ、芝生広場などを設けて、利用者と地域住民の交流や情報発信、おもてなしの場となる環境を整える。発掘調査終了後の8月ごろ着工し、年度内の完成を目指す。

八ケ岳の眺望や古い町並み、多くの史跡が残る前宮周辺の130ヘクタールを対象に、市が2015年度から進める「高部・安国寺地区歴史環境整備事業」の一環。諏訪市境から茅野市安国寺まで西山沿いに「鎌倉道遊歩道」(約3キロ)を整備しているほか、前宮周辺には石畳風の道路舗装や御影石の足元灯を建設。情報板や案内板も設置する。

交流広場の計画地は、前宮の十間廊と内御玉殿を過ぎた道路北側の市有地約5000平方メートル。以前は住宅と畑があったが、鎌倉道遊歩道の中間地点にあり、前宮参拝者や遊歩道利用者が立ち寄りやすい場所にあることを踏まえ、事業に合わせて市が地権者から購入(一部寄付)した。

市都市計画課によると、交流センターは木造平屋建て(延べ床面積110平方メートル)で公衆トイレ(同25平方メートル)を併設する。センター内は展示スペースや、休憩や食事ができる多目的ホール、スタッフルームなどで構成する。屋外の広場には芝生や散策路、植栽、のり面を整備し、親水ゾーンも設ける計画だ。

事業費は約1億円。このうち測量設計業務は八州(東京)が請け負っている。

市は今後、具体的な整備内容や管理方法を地元の意見を聞いて決める。前宮周辺を訪れる人は年々増えており、参拝者の休憩や案内、地域住民との交流をはじめ、御柱祭で氏子や観光客が集まれる場所になることも期待している。

高部・安国寺地区歴史環境整備事業は19年度の完成を目指す。総事業費は約3億5000万円で、国土交通省の社会資本整備総合交付金(補助率40%)を活用して進めている。鎌倉道遊歩道の整備は7月下旬にも完了し、全線が開通する予定だ。

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