石仏総選挙 最も好き「勝間大聖不動明王」

LINEで送る
Pocket

第1回「石仏総選挙」のポスター掲示板を手に投票結果を発表するメンバー

伊那市高遠町の高遠城址公園「さくら祭り」に併せて行われた高遠石工の第1回「石仏総選挙」で、実行委員会は7日、観桜客や地元住民らによる投票の結果、「好きな石仏」の1位に勝間の「大聖不動明王」、「美しい石仏」の1位に桂泉院の「准胝観音・延命地蔵」が輝いたと発表した。選挙期間中(20日間)の総投票数は850票で、実行委は「石工や石仏を知ってもらうイベントになった」と総括している。

 江戸時代に活躍した高遠藩ゆかりの職人集団・高遠石工をPRする狙いで、観桜期を中心とする4月7~26日に実施。公園周辺6カ所の石仏・石仏群がセンターポジション争いに名乗りを上げた。

希代の名工・守屋貞治の石仏が上位を占め、怒りの形相の中に慈愛を秘めた「大聖不動明王」は「好き」部門で292票を獲得した。女性の支持を集めたのは「准胝観音・延命地蔵」。建福寺の「西国三十三観音」は両部門で2位に入った。

投票の居住地別内訳は市内211、市以外の県内176、県外230。5カ所に設けた投票所のうち、城址公園での投票が7割を占めたが、商店街に 期間限定で開設した「高遠ビジターセンター」でも114票が投じられ、街の周遊についても「一定の成果を生み出せた」とみている。

西高遠諸町の観光施設「環屋」に7日、メンバーが集まって結果を発表。諸町の住民は、地元「延命地蔵菩薩」が好き部門で3位に入って大喜び。第一声を上げて盛り上げた矢島信之さん(74)=同市美篶=は、大聖不動明王に代わって決意表明し「世の中をただしていく。任せろ」と力を込めた。

第2回は「今後、検討します」と実行委。環屋代表理事の杉山祐樹さんは、多様な連携で企画が生まれたことを収穫に挙げ、「次はより深く石仏を知ってもらう仕掛けができれば」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP