松くい虫被害2例目確認 岡谷市が監視体制強化

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岡谷市は7日、同市内山の山林で枯れたアカマツからマツノザイセンチュウが検出され、松くい虫被害が確認されたと発表した。昨年7月、諏訪地方で初となる松くい虫被害が同市で確認されて以来2例目。これまでのところ周辺で他の被害木は確認されていないが、今後さらなる被害の拡大も懸念されるため、市は監視体制を強化していく。

被害があったのは岡谷工業高校第2グラウンド近くの私有林(標高900メートル付近)。昨年被害を確認した山林から南側に約890メートルの距離に位置する。市農林水産課によると、5月7日に市の松林監視員が巡視中に枯れたアカマツを発見。 検体を採取して鑑定を依頼した。その結果、県諏訪地域振興局での1次鑑定、県林業総合センターによる2次鑑定ともマツノザイセンチュウを検出。報告を受けた市は同月28日に被害木を伐採、薫蒸処理した。

市はその後、6月4日に「ヤニ打ち調査」で、被害木から半径100メートルにあるアカマツ173本の状態を調査。樹勢が弱い木14本を確認し、このうち1本の検体を採取、鑑定したが陰性だった。また半径2キロの範囲で目視調査も行い、枯損木1本を発見したが枝折れが原因と判明した。

被害木は幹の直径が約35センチ、高さ約20メートルで、樹齢は推定65年。同課は木の状態から「昨年感染し、年を越して今年枯れた」とみている。昨年発見した被害木との関係は不明だが「他地域では1、2本被害が確認されてから一気に広がっている。被害を防ぐ上で重要な時期」としており、今後樹勢の弱い木を経過観察するとともに監視体制を強化。ドローンによる上空からの監視も検討しており、引き続き被害の早期発見、早期駆除に努めていく。

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