エゴマ試験栽培始まる 茅野市北山に定植

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蓼科中央高原の農地にエゴマの苗を植える茅野市職員たち

蓼科中央高原の農地にエゴマの苗を植える茅野市職員たち

茅野市は22日、同市北山の農地2カ所にエゴマの苗を植えた。初の試験栽培で柳平千代一市長と市職員、市議ら約15人が定植作業に参加。中山間地で鹿の食害を受ける米やソバの転作作物に適しているか検証する。

エゴマはしそ科の1年草で、縄文時代には食べられていたという。農家の就農意欲を減退させる鹿の食害が少ない上に、健康食材としての人気も高い。試験栽培は、縄文のまちづくりを進める同市で栽培された「縄文エゴマ」のブランド化も視野に入れて、柳平市長が提案した。

試験地は標高1000メートル付近にある蓼科中央高原の10アールと柏原の5アールの計15アール。今月上旬に種をまき、市役所駐車場で育てた苗約4500株を植えた。収穫は10月ごろで、200キロ前後の収穫を見込む。エゴマは学校給食の食材で活用する予定という。事業費は、農地やトラクターの借り上げ代など10万円。

蓼科中央高原では関係者が一列に並び、長さ5~10センチの苗を30センチ間隔で植えていった。柳平市長は「オイルを絞る加工場を作れば6次産業化の取り組みもできる。『縄文エゴマ』として売り出せたら。先進地も視察し、茅野市に合ったやり方を探りたい」と話していた。

市農業支援センターは今後、草取りや収穫作業に取り組み、エゴマ栽培の作業性や収益性を検証する。鹿の行動を監視するセンサーカメラも設置する計画という。

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