「高血圧」県内で突出 茅野市

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茅野市は高血圧の人が多い?―。茅野市は、国民健康保険の特定健診受診者に占める高血圧の割合が、県内で飛び抜けて高い状態にあることが分かった。2017年度の高血圧とLDL(悪玉)コレステロールは県内19市中ワースト1位で、最高血圧130以上でみると5年連続となる。早急な対策が必要と判断した市は、日本腎臓学会理事長や厚生労働省腎疾患対策検討会座長を務めた菱田明浜松医科大名誉教授を招き、市民公開講座を7月12日午後2時から茅野市民館で開く。

市によると、同市の高血圧の割合は、Ⅰ度(軽症)は県内市町村平均の19・4%に対し25・2%、Ⅱ度(中等症)は3・8%に対し6・4%、Ⅲ度(重症)が0・61%に対し1・31%。最高血圧130以上の合計は52%で、市町村平均の42・3%を大きく上回る。LDLコレステロール140以上は26・6%に対し32・3%となっている。

高血圧が多い理由は不明だが、背景には「血圧が高くても元気だから大丈夫」「年を取っているから当たり前」「運動や食事で何とかなるだろう」「薬を飲みたくない」といった同市特有の市民意識があるとの指摘もある。

同市はかつて、減塩や野菜の摂取、運動の普及に全市的に取り組み、生活習慣を改善した。国民健康保険の1人当たり医療費は県内19市で最も少なかったが、12年度から上がり始め、18年度は19市中16番目の35万1273円となっている。

市は、医療機関の受診が必要なⅡ度、Ⅲ度の高血圧の割合が高いことから「重症化予防の対策が急務」と判断。保健師が戸別訪問して医療機関の受診を促しているほか、高血圧対策と正しい知識の普及を図る市民公開講座を企画。特定健診で高血圧が分かった約500人には、はがきを送って受講を呼び掛けている。

受講無料だが、事前の申し込みが必要。定員は300人。特定健診や健康診断の結果の持参を呼び掛けている。申し込み、問い合わせは同課(電話0266・82・0105)へ。

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