独自技術を医療機器分野へ 岡谷でセミナー

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県は14日、「信州メディカルデバイスグローバル展開センター」のキックオフセミナーを岡谷市のテクノプラザおかやで開いた。諏訪地方をはじめ県内の中小企業から約110人が参加。基調講演や活動紹介を行った。世界的規模の市場を持つ医療機器メーカーに向けた医療機器製造・部品供給について、県内企業を支援する活動をスタートさせた。

同センターは、県の医療機器産業振興ビジョンに基づき設置。県内企業の独自技術を生かした試作部品を製造し、展示会出展などで国内外に技術を発信する。在宅医療関連事業と低侵襲医療機器事業の二つの分科会を置く。

市場拡大が見込まれる在宅医療関連事業はNPO法人諏訪圏ものづくり推進機構(諏訪市)が事務局となり、県内企業の技術を医療機器分野へと展開する可能性を探り、参入意欲のある企業の部材開発をサポートする。レイクR&D(岡谷市)の知見も生かす。超精密加工の技術展開が期待できる低侵襲医療機器事業はナノ・グレインズ(諏訪市)が事務局で、主に部材供給での参入を支援する。

基調講演は、オリンパス元社長で医療機器センター医療機器産業研究所上級研究員の高山修一さんが、医療機器の事業化について話した。医療用内視鏡の開発などに携わった高山さんは、医療機器産業の魅力として「経済動向の影響を受けにくく、成長率が高い。高齢化に伴い医療市場は拡大し、政府や県による振興施策がある」と説明。医療ニーズの解決のために新しい医療機器が誕生してきた歴史に触れ「ニーズは無限にあるといえる」とし、医療現場との連携が重要だと強調した。

続いて、同機構の小坂和夫常務、レイクR&Dの西村幸会長、ナノ・グレインズの鈴木啓太医療事業本部長が、取り組み内容や展開戦略を紹介した。

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