2019年6月21日付

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先日、東京から訪れた会社の取引先の2人を車で案内した。諏訪から中央道で伊那まで南下すると、右も左も山並みが続く。長野県に住んでいる人間にとっては、当たり前の光景だが、「山の緑がきれいでいいですね」との感想をもらった▼初夏を迎えたこの時期は、新緑の緑が映え「さわやか信州」の言葉が当てはまる。毎日、高層ビルに囲まれた中で生活を送っている都会の人たちには、大自然が魅力的に思えるのだろう。半分お世辞が入っていたかもしれないが、信州人としてはうれしくなった▼逆に、最近の信州の夏は「さわやか」が似合わないような猛暑に見舞われる。小中学校や高校でも、教室にエアコンがなければ熱中症の危険性が高まる暑さである。朝晩は、涼しい風が吹くが、日中の暑さは全国各地とほぼ変わらなくなっている▼県は、あすから「省エネ大作戦」を実施する。9月30日までの期間中、最大電力を2010年比で11%削減することを目標に掲げた。昨年も同じ数値目標にしたが未達成だったため、据え置いたという。住宅リフォームや機器更新などによる省エネ化を重点テーマとした▼「省エネ」意識を高めることは大切である。しかし、節電対策も度が過ぎれば体調を崩す。高齢者などは無理は禁物。できる範囲で実行することが賢明だ。それにしても信州の「さわやか」な夏は、やがてなくなってしまうのか。心配が募る。

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