技引き継ぎ「暴れみこし」製作進む 宮田村

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棟梁の加藤政義さん(左)が見守る中、暴れみこしの製作に取り組む大工たち

宮田村で7月20日に行われる津島神社祇園祭宵祭りに向けて、中心市街地を練り歩くみこしの製作が今年も行われている。「暴れみこし」で知られる祭りの“主役”を今年手作りするのは、ベテランの加藤政義さん(83)=同村町三区=を棟梁にした計4人の大工集団。来週末の完成を目指して作業が進む。

祇園祭のみこしは、商店街を勇壮に練り歩いた後、祭りの最後に神社境内の石段の上から落として壊し、クライマックスを迎える。

毎年新しいみこしを町一区、町二区、町三区の大工が持ち回りで作ってきたが、担い手の関係から輪番制を昨年廃止。今年は60年以上手掛ける加藤さんが、後継者育成を見据えて弟子の太田善太郎さん(68)=伊那市西春近=、大工仲間の新井勉さん(68)=同村町三区=、加藤勉さん(69)=同村大原=に声を掛け協力して製作することになった。

「みこしあっての祇園祭。おやじから受け継いだ誇りある仕事を絶やさないよう、未来につなげるのが私の役目」と加藤政義さん。太田さん、新井さん、加藤勉さんの仕事ぶりに「みんな技術があるので上手に作りすぎ」と目を細める。

国産ヒノキを使ったみこしは、八角形の「真柱」を中心に高さ1・8メートル、幅1・2メートル。長さ4メートルの担ぎ棒を取り付けると重さは約200キロになる。

「普通の建築とは違うので気を使う。簡単に壊れても駄目だし、かといって頑丈過ぎるのも駄目。屋根の曲線なども難しい」と太田さんら。棟梁の技を引き継ごうと、丁寧な仕事が続く。

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