高山植物踏み荒らし減る ドローン申請は倍増

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南信地方の行政や山岳、観光団体などでつくる高山植物等保護対策協議会南信地区協議会は25日、伊那市内で総会を開いた。事務局の南信森林管理署(同市)は、高山植物などの踏み荒らしや、禁止区域への侵入を主とする昨年度の保護取り締まり件数は前年比30件減の100件で、過去5年で最少だったと説明。山域内で小型無人機ドローンを使用したいとする届け出は51件あり、前年に比べて倍増したことも報告した。

ドローン飛行に関する届け出51件の内訳は、中央アルプス26件(前年比19件増)、八ケ岳18件(同2件増)、南ア7件(同5件増)。

法を順守して飛ばす個人・団体がほとんどだが、協議会員の1人は「周囲に人がいる中で飛ばしているケースもある」と指摘。「山岳景観や自然景観、静寂な環境を求めている登山者の中には、飛行時の音を含めて不快に感じている人もいる」とし、何らかの対応が必要と意見を述べた。

保護取り締まり件数は2014年度に比べると3分の1以下の水準。ただ、踏み荒らしと禁止区域への侵入が全体の約6割と依然高い割合となっており、「写真撮影によるものが多い」とした。禁止区域との境界には緑色のロープを張っているが、「意味を理解されていない事例が多く見受けられる」とし、引き続き啓発活動に力を入れる方針を確認した。

約30人が出席し、今年度事業計画など4議案を原案通り承認。事業計画にはドローンの飛行や外国人観光客への啓発など新たな課題への対応も盛り込んだ。

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