2019年06月27日付

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諏訪地方に配られる本紙統合版19日付の下諏訪地区版に目が留まった。町議会一般質問の要旨に掲載した議員3人はいずれも女性。男女共同参画が言われて久しい。何となくほっとした▼以前に聞いた講演で、講師が米国の前、現大統領の違いを説明した。オバマさんは来日の際、都内を走る車の中に米国製を1台も見掛けなかったと不満を漏らし、安倍首相が「でもドイツ製は多かったでしょう」と応じると口をつぐんだ▼つまりオバマさんが求めたのは「機会の平等」で、米国車にもドイツ車にも同様に門戸を開いていると指摘され、納得するしかなかったのだ。対するトランプさんが求めるのは「結果の平等」で、自国の利益を第一にした政策を次々と打ち出している-▼最終的に結果の平等につながることが望ましいのだろうが、機会の平等こそ正当で、男女共同参画にも言えるのではと思う。ただし、真の機会の平等には、誰にでも公平な機会が与えられるための環境整備が必要だ。女性の社会進出でいえば、結婚や出産、子育てなどとの両立を仕組みとしてどう実現していくか▼最大の課題は意識改革かもしれない。滋賀県内の高校で女子生徒に、水泳の授業を見学する時は生理の何日目か口頭で申告させていたとの報道があった。女性には相当に不快だろうと容易に想像できるのに。男女が互いを尊重し、配慮し合う社会づくりは道半ばのようだ。

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