県区で与野党前哨戦 参院選公示まで1周間

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政府は26日、臨時閣議を開き、参院選の日程を「7月4日公示、21日投開票」と決めた。公示まで1週間に迫り、県区(改選定数1)では連立政権を組む自民、公明党が推す前衆院議員で自民新人の小松裕氏(57)と、立憲民主、国民民主、共産、社民党などの野党統一候補として対する国民現職の羽田雄一郎氏(51)の2氏による事実上の一騎打ちの構図となり、前哨戦を展開している。

自民党は、今春の県議選で25年ぶりの単独過半数を獲得し、羽田氏のお膝元の衆院長野3区でも改選前1人だった党所属県議を8人にまで増やした。小松陣営は、県議選の勢いのままに羽田氏の地盤に食い込み、引退する吉田博美党参院幹事長の支援も受けて、全県で浸透を図りたい狙いだ。投開票までに県内77市町村すべてで集会を開く方針で、後援会の入会者も増やして組織固めを図っている。

21日に飯山市で開いた総決起大会では、衆院長野1区選対本部長の若林健太氏が「目指す国づくりの方向性が違う人たちが一緒になって、日本をどこに連れて行こうとしているのか」と野党共闘の動きを批判。「東信の勢いを北信が受け止め、北から大きな風を吹かせていきたい」と呼び掛けた。

羽田氏は、これまで4期の実績を掲げ、旧民進党系勢力の政治団体「新政信州」の組織基盤や野党共闘を軸にさらなる浸透を図りたい考えだ。26日に参院通常国会が閉会し「やっと県内での活動に全精力を傾けることができる」と陣営幹部。県内をくまなく回って「これまで票が薄かった南信でも市民団体の力を借りて支持を広げたい」とする。

野党候補一本化に向けた過程では、共産党から羽田氏の政治姿勢を疑問視する声も聞かれた。ただ、同党県委員会が23日に開いた集会では、鮎沢聡県委員長が「羽田さんの勝利で自民党の議席を削ろう」と呼び掛け、檀上で羽田氏と固く握手。毛利栄子党県議団長も、党員など来場者約1300人に羽田氏への声援を求め、共闘体制が盤石であることをアピールした。

県区には他に、労働者党新人で元教員の斉藤好明氏(68)、「NHKから国民を守る党」の新人で社会保険労務士の古谷孝氏(43)が立候補を予定する。

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