「富士見てしごと組」発足 町内資源で工芸品

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町内の資源を活用した手工芸品の特産化を目指す「富士見てしごと組」のメンバー

富士見町内の資源を使って手作りした工芸品を特産品として売り出そうと、富士見町と原村の有志が集まって「富士見てしごと組」を結成した。竹細工や陶芸、木工など町民が持てる技や知恵に光を当て、町の魅力発信と地域の活性化を目指す。27日にはメンバーが集まって同町のコミュニティ・プラザで初会合を開き、運営方針や当面の活動などを決めた。

同町境在住の赤坂行男さん(71)が発案した。かつて石油会社の研究員を務めた経験を生かして町内で科学や昔ながらの遊びの大切さを伝えるボランティア活動をする中で、地元に手工芸の高い技術、豊富な経験を持つ人が多いことを知り、「人こそが富士見の素晴らしい魅力。町の生きた“お宝”を守り、町外に売り込みたい」(赤坂さん)と、賛同した仲間や協力者を募った。

この日までに集まったのは30~80代の約20人。竹細工、裂き布織り、木工、炭焼き、縄文式土器製作、手芸などに秀でた技を持つ。障がい者就労施設のメンバーも参加する。会長には同町御射山神戸の自営業、小倉裕子さん(58)が就いた。

会では、それぞれが製作した品を持ち寄り、「富士見てしごと組」の統一ブランドで共同販売する。素材や作品についての歴史や文化、自然的なエピソードを添え、作者の顔が見える売り方で商品の付加価値を高めたい考えだ。

竹細工や木工品、鹿の角などは、身近な素材を余すことなく生かした時代の人たちの工夫、努力に触れ、「整備の手が不足する竹林や森林の維持、駆除した鹿の有効活用など地方が抱える課題を理解するきっかけにもなれば」とする。

今年度は8月、町内の観光農業施設・カゴメ野菜生活ファームで体験ワークショップと直売のイベントを開き、町内外で販路開拓に取り組む計画。初会合では売り方やPRの仕方、それぞれの技術を足し合う共同制作のアイデアなどを熱心に話し合った。手作りが好きな仲間も引き続き募集し、「町民の巧みな手技を町外にアピールしたい」と意気込んでいる。

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